海外FX業者ってどれを使えばいいのか気になる・・、という方も多いだろう。
実際それぞれのブローカーには個性があって、自分にあった会社を見つけるのも大変かもしれない。その中でも「この会社であれば大丈夫」という点に注目し、おすすめの業者を総合ランキングとしてまとめた。
海外FX総合ランキング
おすすめランキングを決定するにあたり、下記9つについて基準を設けた。
・信頼性 (ライセンス、運営年数、世界各国への展開度合い)
・取引コスト(スプレッド・手数料・スリッページ)
・日本語サポート(公式サイトに意訳がないか、メール、skype、zoom、LINEなど対応か)
・ボーナス(新規口座開設、入金、損失補填、年利、他社乗り換え)
・商品数 (通貨ペア数、株式、先物、商品数)
・入出金 (国内銀行送金、bitwallet、sticpay、クレジットカード対応か)
・レバレッジ(最大レバレッジ、ロスカット水準、ゼロカット対応か、)
・取引環境(MT4、MT5、cTraderに対応しているか、約定力、サーバ環境)
・独自サービス(ウェビナー、トレーダーコンテストなど独自の顧客サービスがあるか)
9項目がすべてというわけではなく、細かい点をかいつまんでいけばまだまだ注目すべきポイントはあるが、主に上記9項目をおさえていけば、ほぼ問題ないと思われる。
また、会社ごとに重点項目が異なっているので、それだけでFX会社の優劣を判断できるわけではない。(例えば、TITANFXのように、ボーナスはないものの、その分スプレッドや約定力、サーバ増強に力を入れている会社も存在する。ボーナスの観点だけで見たランキングでは最下位になってしまうが、ベテランドレーダーの評価は高い、というように)
■1位 XM
XM-Tradingは世界的にも有名なブローカーで、日本人にもなじみが深く、「海外FXといえばXM」といわれるぐらい定着している。初心者からベテランまで全てのトレーダーにおすすめできる。
最大888倍のレバレッジ、証拠金の入金額に応じた豊富なボーナスも魅力だ。
広告塔には陸上のウサイン・ボルトを起用。こういった有名人を広告に使えるのも、XMのブランドが秀でていることの証ともいえるだろう。
マイナス点としては、スプレッドが若干広い点。ブランドイメージがある分強気な面もあるのだろうが、他社がスプレッドを狭くしている昨今、今後の競争力の激化もあり、TOPブローカーといえども安穏とはしていられない。
■2位 Gemforex
Gemforexは、ドル円、ユーロドル1.2pipsの固定スプレッド、最大1,000倍のレバレッジ、
5,000~20,000円の口座開設ボーナスをはじめとする各種ボーナスの手厚さ、日本語対応サポートの迅速さなど、全方位でトップのサービスを誇っている。
創業者が日本人というだけあって、日本人を特に意識している。
2019年にはボクシングの8階級制覇王者「マニー・パッキャオ」がブランドアンバサダーとして就任。懸案であった金融ライセンスも2019年6月にニュージーランドライセンスを取得するなど、信頼度も盤石だ。
■3位 FXGT
「為替と暗号通貨のハイブリッド取引所」とあるように、FXGTはFXだけでなく仮想通貨にも強いのが特徴。2019年12月運営開始とまだ新しいが、仮想通貨取引所で「クリプトGT」を運営していた実績もあり、金融ライセンスも取得済で信頼性はある。仮想通貨については、業界トップのスプレッドの狭さを誇る。
■4位 Land-FX
LANDFXは中級以上のトレーダーが多い印象だ。
特筆すべきは、スプレッドが狭いこと。
海外業者の中でも特にスプレッドが狭いので、短期取引にも適している。
また入金ボーナスがトップクラスで最大50万円まで入金ボーナスがもらえるのも魅力だ。
これは初回限りではなく、何度入金しても、合計50万円までであればもらうことが可能となっている。
スワップポイントが小さいので、日をまたいでマイナスになるようなことがあっても、他社と比較するとマイナス幅が小さい。
スワップ狙いで塩漬け状態のホルダーにはプラスポイントも少ないのでメリットとはならないものの、それ以外のトレーダーにとっては、メリットになるはずだ。
マイナス点としては、
・ゼロカットシステムが自動でなく申告制になっていること。
・出金手数料が高く、手数料がかからないソニー銀行以外だと、他ブローカーと比較して手数料が多めになってしまう。
■5位 FBS
FBSは最大レバレッジは業界トップの3,000倍。3,000倍で取引できるのは口座残高2万円までの制約があるものの、他社の最高レバレッジが1000倍であることを考えれば、この3000倍が圧倒していることが分かる。
レバレッジに注目が行きがちだが、ボーナスの充実ぶりも他社を圧倒するものがある。特に入金ボーナスは、最大約200万円で、これはGEMFOREXの最大500万円に次ぐ高さだ。
スプレッドが固定ながらやや広めだが、取引量に応じたキャッシュバック制度があり、実際の取引コストはこれを使うことにより、抑えることができるようになっている。
円建てができないのでまったくの初心者は戸惑うかもしれないが、慣れれば問題なく取引をおこなうことが可能だ。
■6位 TradeView
トレードビューは創業15年を超えFX会社では最古参となる。最大レバレッジは500倍で平均的だが、一番のメリットは取引コストの圧倒的な安さ。
低スプレッドのECN口座「ILC口座」「cTrader口座」は、ドル円の平均スプレッド 0.2pips。
取引手数料は1Lotあたり往復 0.5pipsなので実質上の手数料は 0.7pipsとなり、他社と比較してもスプレッドの狭さが際立っている。
口座には3万5千ドル分の信託保全があるので、Tradeviewに万が一のことがあっても、資産が戻ってくる保証がついているのも安心感が増すところだ。日本語サポートはメールのみでスカイプやラインはない。
MT4も使えるが、何といってもおすすめは板情報の確認ができるcTrader口座だ。
■7位 iFOREX
iFOREXは運営歴が20年超えの老舗の会社。長い運営歴を誇るが、出金拒否や極端なスリッページなど悪い噂や口コミ、評判もなく、抜群の安定感を誇っている。
FX業者ではあるが、為替だけでなく株式の売買も可能。上場企業の株150銘柄を取り扱っている。Googleなどの米企業株から、トヨタ、中国のアリババ、フランスのルイ・ヴィトン、といった世界的企業がレバレッジ最大20倍で取引することができる。
狭いスプレッドも特徴のひとつだ。iForexは手数料なしの固定スプレッド制を導入しており、ドル円の平均スプレッドは0.9pipsとなっていて、他社と比較しても十分に狭くなっている。
固定スプレッド制は海外ブローカーではマイナーなので、明け方~早朝、雇用統計など指標発表時にも広がらずに安定感のあるトレードができる。
ビットウォレットやビットコインに対応しておらず、出金できる銀行も限られているので、出金に関してはややマイナス点となる。
ロスカット水準0%なのも魅力的だ。有効証拠金が0円になるまで強制ロスカットされることがないので、粘り強くポジションを持ち続けることが可能。深めのロスカットをとるトレーダーには最適だろう。
■8位 Axiory
アキシオリーはTradeviewと同じように、cTrader搭載のECN口座が利用可能で、スキャルピングメインのトレーダーから人気のおすすめ業者。
最低入金額は2万円でほかの口座と比べるとやや高めとなっている。
透明性については情報を多く開示しており信頼性は高いといえる。約定率、レートの提供元であるリクイディティプロバイダーも開示しており、取引する投資家にとっては、安心材料が多く不安なくトレードができる。
Tradeviewの「cTrader口座」は最大レバレッジが400倍だが、Axioryは最大500倍のレバレッジなので、レバレッジを少しでも高くしたいトレーダーはアキシオリーを選んだほうがいいだろう。
■9位 BIGBOSS
BIGBOSSは設立当初は、それほど知名度も人気もなかったが、2017年ごろから、ユーザーニーズをくみ取った改善をはじめ、さらにボーナスを充実させたこともあり、人気が高まっている。
XMに似たレイアウトでスプレッドがXMより狭いため、XMからBIGBOSSで鞍替えするトレーダーも増えているようだ。
■10位 is6FX
is6FX(is6.com)はGemforexと非常に近いスペックを持っている。もちろんボーナスの充実度合いも業界トップクラスだ。ただライセンス未所持なのが懸念点だが、ハイスペック度合いと将来性をみてランキング入りとなった。
ゲムフォレックスが2019年に取得したように、アイエスシックスコムも近々取得するのではないだろうか。ライセンス未所持なので、メイン口座としては、おすすめしないが、サブ口座としての活用であれば十分におすすめできる。
■11位 TitanFX
タイタンFXはスプレッドが狭いことで上級者には非常に高い人気だが、ボーナスがないため、初心者には魅力が乏しく感じてしまうようだ。実際にはボーナスがない分、他のスペックに割り振っているため、違いが分かる人には分かるおすすめブローカーだろう。
12位 HOTFOREX
HOTFOREXは日本で一度撤退して再参入したこともあり、知名度の点では今一つだが、世界的には非常に評判、評価の高くおすすめできる会社だ。ただ、ウェブサイトの日本語訳があまりにひどい。このあたりはしっかりとしてもらいたい。
13位 IFC Markets
IFCMarketsは、運営歴はそこそこ長いものの、スペックは普通でとりたてて目立つほどのものはない。取引に使っていない余剰資金に、最大7%の利息がつくサービスが非常にユニークで面白い。
14位 Anzo Capital
2018年にサービスを開始した新しい会社だが、後発組だけあって、スペックは高めにしており、老舗の会社にも勝るとも劣らないレベルになっている。
サポート体制が充実しており、日本語はもちろん現時点ではあまりないLINEでの問い合わせも可能となっている。
LINE友達登録をするだけで50ドルのボーナスを受け取れるため、友達登録して活用するといいだろう。最大レバレッジは平均的だが、スプレッドはかなり狭い方になる。
最大レバレッジランキング
海外FXといえば、やはり高いレバレッジ。ハイレバの投資をおこないたい人は、レバレッジの高いところを探す必要がある。25倍の規制にがんじがらめにされている国内FX業者と比較するとやはり海外FX業者が圧倒している。一攫千金を狙ったギャンブルトレードはおすすめしないが、正しい戦略を使って、冷静にトレードすることで、ハイレバレッジのメリットが味わえるはずだ。
ブローカ名 最大レバレッジ マージンコール ロスカットレベル
FBS 3000倍 40% 20%
exness 2000倍
gemforex 1000倍 50% 20%
HOTForex 1000倍 50% 20%
is6com 1000倍 100% 50%
virtueforex 1000倍 120% 100%
instaforex 1000倍 30% 10%
FXPRIMUS 1000倍 30% 30%
IronFX 1000倍 40%※ 20%※
xm 888倍 50% 20%
miltonmarkets 800倍 100% 100%
bigboss 555倍 40% 20%
FXGT 500倍 80% 50%
titanfx 500倍 90% 20%
tickmill 500倍 100% 30%
landfx 500倍 50% 30%
fxpro 500倍 25% 20%
traderstrust 500倍 50% 20%
fxdd 500倍 100% 100%
fxopen 500倍 100% 50%
ICMarkets 500倍 120% 120%
ACEFOREX 500倍 100% 100%
axiory 400倍 50% 20%
iforex 400倍 0.25% 0%
myfxmarkets 400倍 40% 20%
xlntrade 400倍 0% 0%
AXITRADE 400倍 137% 20%
FXCC 300倍 100% 50%
tradeview 200倍 100% 100%
スプレッドランキング
以前のスプレッドは国内に比べて広めだったが、会社間の競争が激しくなったせいもあり、最近のスプレッドは狭くなる傾向にある。
レバレッジの狭さでは国内会社が優位だったが、今はほぼ同等の海外ブローカーも出現した。
ボーナスの豊富さ、レバレッジの高さ、滑りの少ない約定力の高さ、どれをとっても海外業者の方が優位になりつつある。
国内は固定スプレッド、海外は変動スプレッドの場合が多いが、変動の場合、時間帯によっては、スプレッドが0に近くなる時もあるので、そういう時間を狙うのも優位性を持つためにおすすめできる。
海外FX会社のスプレッド比較一覧表
会社名 EUR/USD GBP/USD USD/JPY GBP/JPY USD/CAD EUR/AUD EUR/JPY EUR/GBP
FXCM 1.2 1.4 1.2 1.2 2.0 1.0 1.8 2.1
IC Markets 1.1 1.5 1.3 1.5 1.6 1.2 1.5 1.5
XM 1.7 2.3 1.8 2.1 2.1 2.0 2.6 1.8
AAAFx 0.1 0.6 0.5 1.5 0.4 1.5 0.8 0.6
AvaTrade 3.0 4.0 3.0 7.0 4.0 8.0 4.0 3.0
Forex.com 1.8 2.2 1.6 4.9 2.2 3.6 2.3 1.4
FXCC 2.0 2.7 2.0 3.6 2.3 3.3 2.8 2.5
IronForex 2.2 2.3 2.6 6.5 3.1 8.1 3.4 3.2
OANDA 1.3 1.9 1.6 3.0 1.4 3.2 2.3 1.8
Turnkey Forex 0.5 0.5 0.6 1.9 0.9 1.9 1.0 1.0
AXIORY 1.6 1.9 1.5 3.0 1.9 3.3 2.3 1.6
AxiTrader 1.5 1.2 1.0 1.7 1.6 1.7 1.5 1.5
BigBoss 1.6 1.9 1.4 2.3 2.4 3.1 2.4 2.1
DirectFX 1.8 2.3 1.8 3.0 2.4 3.1 2.4 2.1
eToro 3.0 4.0 2.0 6.0 3.0 7.0 4.0 4.0
FXDD 0.5 1.0 1.0 1.0 1.0 1.5 2.7 1.0
FXPro 1.4 1.8 1.4 3.0 1.9 3.2 1.9 1.2
LAND FX 0.8 1.2 0.8 1.8 1.6 2.2 1.5 1.6
TITAN FX 0.8 1.2 1.2 2.2 1.6 2.4 1.6 1.2
FXOpen 0.4 0.9 0.5 1.3 0.8 0.9 0.6 0.8
FXPrimus 1.5 2.1 2.0 3.3 2.4 2.5 2.1 2.0
MiltonMarkets 1.2 1.4 1.2 2.1 – – 1.1 1.5
GCIFinancial 1.0 3.0 2.0 5.0 3.0 5.0 3.0 3.0
IFCMarkets 1.8 2.0 1.8 5.5 3.0 4.0 2.5 1.8
iForex 1.8 3.0 1.8 5.0 4.0 9.0 1.8 3.0
InstaForex 3.0 3.0 3.0 7.0 3.0 7.0 3.0 3.0
LMAXExchange 0.2 0.4 0.2 0.7 0.4 0.4 0.3 0.6
MGKGLOBAL 0.2 0.4 1.0 0.7 1.4 2.0 0.4 1.2
MyfxMarkets 1.2 1.7 1.1 2.2 1.7 2.1 1.5 1.6
Orbex(AFBFX) 1.5 1.8 2.3 2.4 2.3 2.5 2.5 2.2
ThinkForex 0.8 1.2 1.0 1.1 1.2 1.8 1.1 1.3
TradersTrust 1.2 1.6 0.7 1.5 3.0 3.5 1.1 2.5
TradeviewForex 0.3 0.3 0.2 0.7 0.5 0.8 0.5 0.5
GEMFOREX 1.2 1.5 1.2 1.9 1.5 2.3 1.4 1.5
約定力ランキング
約定力のランキングをまとめた。
オーダー執行率(%) 平均約定スピード(/秒) 最高値(/秒) 最低値(/秒) 約定率
LAND-FX 98.22 0.035 0.010 0.500
Axiory 99.84 0.302 0.297 0.313 99.90
XM 100 0.336 0.019 0.925 99.35
TitanFX 99.70 0.359 0.250 0.469 99.32
TradersTrust 91.90 0.341 0.297 3.375
gemforex 100 z z z 99.79
FBS 95 z z z 非公開
FXDD 92 z z z 非公開
iforex 非公開z z z 非公開
運営歴ランキング
運営歴の長い順番に並べてみた。
運営歴が長いほど、しっかりとした経営をしており、数年に一度起きる相場の急変動にも耐え抜いてきた実績があるからだ。特に2015年1月15日に起こった「スイスフランショック」を潜り抜けてきた2014年以前に創業された海外FX業者は評価に値するといえるだろう。
中でもiFOREXの運営歴は飛びぬけて長い。逆に新しい新興会社が全くダメかというと決してそんなことはない。既にライセンスを所持し、後発組ならではの差別化を計るための独自のサービスを取り入れていることも多いので、是非そういったところも活用していきたい。
1,iFOREX 1996年
2,FXDD 2002年
3,XM FBS 2009年
4,GEMFOREX, HotForex 2010年
5,AXIORY, MYFXMarkets 2013年
6,TitanFX 2014年
7,is6com 2016年
8,XLNTrade,Anzocapital 2018年
9,FXGT 2019年
ロスカットレベルランキング
海外業者
iFOREX 0%以下
xlntrade 0%以下
XM 20%以下
AXIORY 20%以下
LAND-FX 30%以下
TitanFX 20%以下
FBS 20%以下
IronFX 20%
FxPro 20%
Gemforex 20%
Bigboss 20%
Myfxmarkets 20%
Anzocapital 20%
Hotforex 20%
tradestrust 20%
FXprimus 20%
FXDD 20%
ACEForex 20%
IFCMarkets 20%
FXopen 30%
Tickmill 30%
FXDD 50%
ThinkForeX 50%
is6com 50%
YADIX 50%
MiltonMarkets 100%
tradeview 100%
国内業者
マネックス証券 20~50%から選択
外為オンライン 20%
マネーパートナーズ40%
DMM FX 50%
SBI FXトレード 50%
ワイジェイFX 50%
GMOクリック証券 50%
楽天証券 50%
カネツFX証券 50%
カブドットコム証券75%
トレイダーズ証券100%
外為どっとコム 100%
ヒロセ通商 100%
みんなのFX 100%
FXプライム 100%
JFX 100%
インヴァスト証券100%
通貨ペア数ランキング
1,exness 82種類
2,LandFX 67種類
3,Tradeview 62種類
4,iForex 61種類
4,Axiory 61種類
6,XM 57種類
6,TItanFX 57種類
8,FXGT48種類
9,GEMFOREX 33種類
10,is632種類
11,FBS 28種類
ランキングの作成方法について
管理人の所属するトレードチームで検証した結果を最重要視しつつ、国内SNSサイトでの評価も参考にしている。海外大手サイト(forex-ratings.com、forexpeacearmy、brokerchooser、dailyforex.com、55brokers)でSPAM認定(詐欺評価)を一度でも受けたブローカーは除外している。