MT4、MT5を使用している際に、ログインできなくなったり、画面が真っ黒になり「アップデート待機中」と表示されるケースがある。
こうなると本来表示されるべきチャートが見られないので、動かない状態だと相場から目を離せない肝心の時は非常に困ってしまう。
この原因や対処法についてまとめてみた。
MT4/MT5でログインできないエラー表示
メタトレーダーでログインできない際のエラー表示は複数ある。
・アップデート待機中
・無効な口座(口座が無効になりました)
・不正な口座
・コモンエラー
・回線不通!
これらの表示が出た場合の対処方法について以下にまとめた。
「アップデート待機中」の対処法、解決方法
気配値表示ウインドウより、表示したい通貨ペアをクリックした状態で、「アップデート待機中」と表示されたチャートへドラッグアンドドロップを行うと、表示が変わって、選んだ通貨ペアのチャートが表示される。
これで、ほとんどのケースは解決されるはずだ。
「アップデート待機中」と表示される原因
MT4,MT5で「アップデート待機中」と表示される原因としては以下のケースだ。
1・取引口座にログインできていない
2・口座タイプに合ったチャートが表示されていない
3・取引可能な限月が過ぎている
4・未売買が続いたため口座凍結
原因1 取引口座にログインできていない
MT4、MT5の右下の接続状況で、通信バーが赤色になっている場合、ログインに失敗しており、MT4、MT5のデータ送受信をできていないことが考えられる。
ID,パスワードを確認して再度ログインしよう。
原因2 口座のタイプに合ったチャートが表示されていない
複数の会社の複数の口座を使っている場合、それぞれの専用のチャートを開かないと「アップデート待機中」の文字が出てきてしまう。
同じ会社であっても、複数口座を持っていても同様だ。
たとえば、XM tradingでマイクロ口座、スタンダード口座、Zero口座を3つ開設していた場合も、その口座のチャートを開く必要がある。
マイクロ口座の場合は「銘柄micro」、スタンダード口座は「銘柄」Zero口座は「通貨ペア(ドット)」表示のチャートを開こう。
原因3 取引可能な限月が過ぎている
銘柄ごとに取引時間が違い、限月(取引期限)が過ぎていても表示されない。期限付きの銘柄の期限が切れていた場合も期限切れとして扱われる。
期限月や取引時間は利用会社の公式ウェブサイトで確認できるので、そこで確認しよう。
原因4 未売買が続いたため口座凍結
トレードを行わなかったため、休眠口座とみなされ、口座凍結になったケースだ。
会社によって期日は異なるが60日、90日といった期日が多い。会社のサポートセンターに連絡することによって凍結は解除できる。
他にも「回線不通」「無効な口座」といった表示がされることがあるが、回線不通はインターネット環境がおかしくなっていることが多く、無効な口座も休眠口座になっているケースが過半数を占める。
原因 自宅のホームwifi・スマホの通信トラブル
自宅で使っているホームwifiやスマホの通信状況で問題が発生していることもある。
インターネットがつながっていれば、通常だとMT4・MT5は問題なく動く。
無線LANやスマホは、場所によっては電波状況が悪くなっているかもしれない。あるいは単純に電源が入っていなかった、ということもある。
原因 マーケットが休場
為替取引は、土日や正月の元旦・クリスマスはマーケットが休みとなり取引できない。
これは、取引開始時間まで待つしかない。MT4・MT5の起動とログインができるだけでトレードはできない。
、XMの取引時間は下記の通りとなっている。
日本時間 MT4・MT5時間
冬時間※ 月曜7:05 ~ 土曜6:50 月曜0:05 ~ 土曜23:50
夏時間※ 月曜6:05 ~ 土曜5:50 月曜0:05 ~ 土曜23:50
※冬時間:11月第2月曜〜3月第2土曜
※夏時間:3月第2日曜〜11月第1日曜
日本国内の祝日・海外の祝日でも取引はできる。
ただし株式・株価指数・商品なといったCFDは、祝日は取引不可、取引時間が変更の場合がある。
*サーバの性能の問題で落ちることも
ユーザー側の責任ではないが、業者のサーバーの性能の関係で動きが止まるケースはよくある。会社によって使用サーバーが異なるために、業者によって落ちやすいとこもある。
楽天FX、oanda、fxcm、FXDDなどはトラブルが多い印象を受ける。
メタトレーダーは、メタクォーツ社が開発した世界で最も使われているトレードツールだ。
国内では少数派だが、海外では圧倒的なシェアを誇っている。会社によって、使い勝手もだいぶ違っているので気を付けよう。
ここでは、シェアが世界トップクラスでサーバがしっかりしていて人気が高い、XMtradingを例にあげている。
コモンエラー、無効な口座、不正な口座 エラー表示の原因
MT4/MT5でコモンエラー、不正な口座、無効な口座となりました、の表示が出た場合は以下のケースが考えられる。
原因 ログイン情報の入力ミス
ステータスバーに 無効な口座、またはコモンエラーが表示している場合、入力したログイン情報が違っているケースが考えられる。
ログイン情報として必要なものは、3項目。
・ID(口座番号)
・取引用パスワード
・取引サーバー名
最初に口座開設後に送られてきたメールかマイページを参照して、正しいアカウント情報を再確認しよう。
次に、MT4/MT5のメイン画面ナビゲータウィンドウの当該口座を右クリックして、「取引口座にログイン」を右クリック。
ログインウィンドウ表示後、上の3項目が正しいかどうか再チェックしよう。
パスワードは*で隠されているので間違っていても、そのまま入力してしまうこともあるので面倒だが、もう一度一文字ずつ確認して再入力しよう。
パスワードを紛失、失念していたら、再発行してパスワードリセットしよう。
どこの会社でもパスワードの再発行はおこなってくれる。ログイン画面から「パスワードをお忘れですか?」をクリックし、IDとメールアドレスを使って再発行することで、新しい仮パスワードが登録メールアドレスに届くのでそれを利用する。
それでもログインできない場合
・読取専用パスワードを使ってログインしている
・指定サーバーが選べない
・FX業者がサーバー名を変更した
・読取専用パスワードでログインしている
「取引だけできないがそれ以外の動きは正常」
の場合は、読取専用パスワードでログインしていることが多い。
読取専用パスワードは、第三者に口座情報開示する際に相手に伝えるパスワードのため取引は不可王となる。
・指定サーバーが選べない
FXブローカーの取引サーバーは顧客数に合わせて複数あり、口座タイプや口座開設時期にによって異なる名称のものとなる。
ただしまれに取引サーバー選択リストに指定取引サーバー名が存在しないケースもある。
それだとログインできないので、改めて正しい取引サーバーを登録しよう。
・業者がサーバー名を変更した
FX業者が顧客増加やメンテナンスの都合上サーバー名を変更することもある。
サーバー名変更の場合は、業者側からサポートメールが送られてくるはずだが、見当たらない場合は、カスタマーサポートに問い合わせしてみよう。
原因 バージョンアップされていない
使用中のMT4/MT5の以前のバージョンのままのため、アカウントにログインできないことがある。
アップデートして最新版であれば大丈夫だが、久しぶりにトレードしようとして、海外FX口座を開いた場合に起こりえる。
・MT4/MT5のバージョン確認方法
MT4/MT5上部ツールバーヘルプ>バージョン情報をクリック。
ウィンドウ左下のバージョンをチェック。
ここが「Build1065」以前になっていたら、改めて最新MT4・MT5をダウンロードする必要しなくてはいけない。
MT4は2017年5月に、最新バージョン「Build1090」をリリースしたため、以前の「Build1065」より前のバージョンではログイン不可となっている。
MT4はバージョンアップは今後行われないため、一度最新版にすれば大丈夫だが、MT5は現行製品の為、バージョンアップが年に何度も行われている。
MT4のコモンエラーの意味とは(XM,Gemforex)
XMやGemforexで「コモンエラーになる」との報告があがっている。
コモンエラーとは、文字通り「一般的なエラー」の意味で、「無効な口座」、「不正な口座」と同じ意味だと考えてよい。
MetaTrader 4 Build 7xx Common Errors
このファイルを旧バージョンのBuild 6xx のterminal.exeと metaeditor.exeに置き換えることで動くようになる。
正常稼動のMT4から
・ terminal.exe
・ metaeditor.exe
のファイルをコピーし、コモンエラーのMT4のフォルダーに上書きしすると動くようになる。
MT4はバージョンアップされないので、こういったファイルのエラーに関しては時々起きる。
MT5であれば不具合はバージョンアップされるので問題ない。
MT4の動きが遅ければより早いMT5に変更することも可能
MT4は旧バージョンだが、メタクォーツ社では既にサポートを打ち切っており、MT4の新バージョンをアップデートすることはなく、MT5をおすすめしている。
メタトレーダー4の後継版がMT5であるが、当初はなかなかMT5の普及が進まなかった。
しかし何度もアップデートしバージョンアップを繰り返すことによって、MT5は大分操作しやすくなった。動きもMT4と比べて3倍~20倍はよくなっているので、操作時のサクサク感が増している。
特にスキャルピング等多頻度売買時はMT5が圧倒的に優位になる。
MT4とMT5の比較・両者を比べてみた
MT5のダウンロード方法
結論:再インストールで解決することが多い
ここまで原因をあげてきたが、会社によってはサーバーが貧弱だったり、サポートが悪かったりで同じエラーを何度も繰り返してしまうことにもなりかねない。
同じ会社のMT4、MT5を再インストール、ダウンロードしても環境が悪ければもうどうしようもない。
FX会社選びは、FXトレードにおいても最重要だ。
ここを間違えたばかりに勝てる相場で負けてしまったり、ゼロカットがないばかりに借金を背負ったり、サーバーが不安定なために肝心の場面でエントリー、決済ができない、ということも起こりえる。
下記にあげる会社は、安定したサーバーで提供しており、スプレッド、サポートにおいても合格点のレベルの会社だ。こういった会社でトレードしてほしい。
XM(サーバー安定度抜群)
業界最大手でもあり、すべてにおいてバランスのとれたスペックを提供している。
サーバーも安定していて落ちる、動きが遅くなることもない。
MT5をいち早く導入したことでも知られる。
新規口座開設ボーナスの3000円を使ってトレードしてみよう。
うまくいけば入金なしでお金を増やすこともできる。
タイタンFX(約定力高く、落ちることがない)
、タイタンFXなどは、スプレッドも狭くスキャルピング可能、MT4、MT5両方とも対応しており、約定力も抜群で、メイン口座としても対応できる会社だ。
一度こういったスペックの高い会社のMT4、MT5を試してみるのもいいだろう。
Gemforex(もらったボーナスでサーバーの安定性が確認できる)
現在はMT4のみだが、MT5も近々導入される情報が入っている。
ウリは豪華なボーナスで、2万円~5千円が新規口座開設だけでもらえる。
このもらったお金を使って、使い心地を試してみるといいだろう。