当記事では、以下の事についてまとめてある。
・XMはスキャルピングはOK!禁止でない理由について
・XMスキャルが難しい、向かない訳とは
・おすすめのスキャルピング手法について
XMtradingはスキャルピング禁止?、スキャルOK?
結論から言うとXMtradingはスキャルピングは行っても大丈夫、全く問題ない。
公式サイトにはこのような記述がある。
Q,スキャルピングを認めていますか?
A,はい、認めています。
XMはスキャルピング(超短期取引)で、口座凍結や出金拒否のようなトラブルになることはない。
保有時間制限のような制限事項もないため、XMで秒スキャルもやっても構わない。
スキャルピング禁止、NGと認めていない会社も多く、特に国内FX業者は禁止であったり、約款に書かれていなくてもやりすぎると出金拒否になるケースもあるのだ。
裁量トレードだけでなくEA・自動売買での取引も可
XMでは、EAなどプログラムでの自動売買も認めている。
それがスキャルピングのような多頻度売買であっても、XMのMT4・MT5上で動いていれば何の問題ない。
裁量トレード派、自動売買派どちらでもXMを使うことができる。
ただしスキャルピングに伴う禁止事項はあり
スキャルピングにおける禁止事項は5つある。リアル口座で実際にトレードを始める前に約款にも目を通しておくといいだろう。
裁定取引(アービトラージ)についてはゼロカットシステムの悪用ということもあり禁止となっている。
1、XMに複数の口座を作ってその口座間での両建て
XMは1アカウントで複数口座を持つことが可能だ。8つまで追加することができる。
同一口座間での両建ては可能だが、別口座間で反対売買を行うことでは禁止となる。これは実質的に両建てポジションだとみなされる。
2、他の業者を使っておこなう両建て
他のFX業者(国内、海外問わず)のリアル口座を開設し、他社口座とXM口座それぞれで、同一通貨の反対売買のポジション(両建てとみなされる可能性あり)を持つことは禁止。
3、グループ間での複数人の口座を使った両建て
複数人でチームを作り、一つのグループは買い、もう片方のグループが売り、という取り決めとしておき、チームのトータルで利益を出そうというやり方は禁止だ。
ゼロカットシステムの悪用にあたるが、SNSを通じてメンバーを募集しているところもあるようなので注意しなければいけない。
4、接続の遅延を利用した取引行為
かつてのリーマンショックやスイスフランショック、ギリシャショックといった市場の値動きが大きく急変動するタイミングで、サーバーに膨大なアクセスが一気に集まり、接続遅延が起きることがある。
これは本来の市場価格ではないのだが、その未反映のレートを狙ってのトレードは禁止だ。
以上4点だが、これはデイトレードやスイングトレードと同じ規約でまた、どこの会社でも禁止事項に該当しており、いわば当たり前のことだ。
XMでのスキャルピングのメリット6点
XMでスキャルピングを行うメリットを6点あげる。
特に国内FX業者を使っていた人は海外FXの強みを感じることができるだろう。
1、約定力が高い
XMでは全注文の99.35%が1秒以内に約定。スキャルにとって約定率の低い会社を使うと希望していた価格とのずれが発生し、利益もその分削られることになる。
2、ハイレバレッジでトレードできる
スタンダード口座は888倍、XMゼロ口座でも500倍でのハイレバが可能だ。
国内FX業者だと25倍がMAXなので、格段に効率よいトレードができる。
3、ボーナスが使える
口座開設ボーナス3000円、入金ボーナス、XMポイントももちろん使える。
スタンダード口座でスキャルピングをすると、XMポイントの貯まり方も早い。
ただしXMゼロ口座だとスプレッドが狭い分入金ボーナス、XMPが使えない。
4,チャートがスムーズに動く
メタトレーダー4,5のチャートがスムーズがどうかという点も重要だ。
・1分足がスムーズ
1つ目は、短時間足、1分足がスムーズに動くということだ。
スキャルピングにとって日足、週足が多少遅くなっても大きな支障が出ることはない。
ただ、1分足や5分足に関してはしっかりと秒レベルでなめらかにスムーズな動きをしてくれないと大変なことになる。
XM-MT4,MT5は、他社と比較しても考慮された作りとなっていて使用感は上回る。
東京、ロンドン、ニューヨークNY時間のどこであっても、同じようにしっかりと稼働してくれる。
・複数通貨ペアで止まるチャートがない
複数の異なる通貨ペアをチャートで表示しても、遅れたりフリーズしたりすることもない。
5,入出金が早く、出金トラブルもない
入金については、簡単にトレーダーがお金を入れることができるが、反対に出金については残念ながらトラブルのある会社があるのが現実だ。
中には、出金拒否を行う会社もごく一部にある。
海外FX業者は、全体として、お金を引き出しにくく出金がしづらい会社も多い。
それに対して、XMは出金拒否もなく遅延もなく、出金に関してはスムーズに行うことができる。
特にスキャルピングについては、お金を細かく回していく必要があるので、出金手続きが面倒だったりするとそのやり取りだけでも時間がとられてしまう。
XMは出金拒否もなく、手続きも簡単でスムーズなお金の流れを生み出すことができる。
6、スマホアプリと親和性が高い
PCメインのトレーダーであれば関係ないかもしれないが、外出先でスマホを確認する人にとっては、スマホアプリ連携の親和性が高いかどうかも重要だ。
XMは、自宅PCのMT4のチャートと、スマホアプリのトレード履歴に、時間差が生じることがない。
時間差がないのが当然だと感じられるかもしれないが、XM以外の、FX会社ではスマホ決済機能が実際の相場と異なった動きをすることもあるのだ。
XMはタイムラグもなく正確なチャートを示してくれる。
XMスキャルピングが難しい、向かない理由はスプレッドが広いこと
「XMでのスキャルピングは不利で難しい」
「XMはスキャルピングには向かない会社だ」
という話をよく耳にする。
XM自体は取引を禁止していないため、スキャルピングががんがん行っても構わないのだが、やはりスプレッドがデメリットとなり、ネックになるようだ。
XMはスキャルピングより、デイトレード、スイングトレードに向いているともいわれているゆえんだ。
スプレッドが他社よりも若干広いのだが、これがスキャルピングを行う上では不利で致命傷となってしまう。
スタンダード口座、マイクロ口座では秒スキャは難しいので厳しい戦いになるだろう。
XMゼロ口座であれば可能
スプレッドが狭くなく、スキャルピングに支障が出てしまうことはXMtradingも分かっていて、そんな中でリリースしたのが、「XMzero口座」だ。
文字通りスプレッドがゼロとなる。(ただし手数料が上乗せされる)
XMゼロ口座であれば、スキャルピングが可能となるため、XMユーザーでも多くの人がスキャルピングに打ち込めるようになった。手数料を含めたスプレッドはそれでもやはり「狭い」とまではいえない。
スキャルピングOKな業者については、下記記事を参考にしてほしい。
スキャルピングにおすすめの口座はXMゼロ・スタンダードどっち?
XMの口座は複数あって、どれを選べばいいか分からない、という声もある。スタンダード口座とXMzeroのどっちがいいか?といわれたら、XMzero口座がおすすめだ。
XMゼロ口座でスキャルピングすることのメリット
・スプレッドが狭い
スタンダード口座よりもスプレッドが狭い。名前の通りゼロの局面も多い。
スプレッドは取引手数料の一部となるので、デイトレ、スイングトレードと比較してもトレード回数の多いスキャルピングは手数料を抑えることが必要となってくる。
ゼロ口座の場合は、雇用統計発表時などスプレッドが広がりがちな場面でも、
それほど大きなスプレッドになることなく取引が可能となっている。
・手数料があっても、トータルで考えるとスタンダード口座よりもお得
XMゼロ口座の場合、スプレッドが狭い代わりに手数料がかかるので、結局高くつくのでは・・と考えている人も多いが、実際に比べてみると、トータルのコストではやはりゼロ口座の方がほとんどの通貨ペアで安くなっている。
・手数料を経費にできるので納税時に有利
XM Zero口座の取引手数料は、ターミナル画面部に金額が明示されている。
つまり取引履歴として出力できるので、確定申告では手数料を「必要経費」として計上して、所得金額からの控除もできるのだ。
スキャルピングは回数が多い分、手数料も高くなるので、それを利益分から控除できるのは、税金面で有利になる。
スタンダード、マイクロ口座のスプレッドだと金額が表示されないので、必要経費としての計上ができない。
・ECN方式採用
ZERO口座はECNという透明性が高い取引環境下になる。
「Electronic Communication Network」の略で、投資家からの注文同士が、コンピュータで最適化されるので、一番狭いスプレッドで取引ができる。
XMゼロ口座でスキャルピングすることのデメリット
逆にゼロ口座のデメリットもある
・手数料がかかる
ゼロ口座はスプレッドが狭くなっている代わりに、手数料が徴収されてしまう。
・レバレッジが500倍
レバレッジが500倍がMAXとなる。スタンダード、マイクロ口座の888倍と比較すると劣るものの、国内業者の25倍と比べれば十分に高い。
・入金ボーナス、XMポイントがない
XMといえばボーナスだが、ZERO口座だと入金ボーナス、XMPがつかなくなる。
XMスタンダード口座でスキャルピングするトレーダーも結構多い
じゃあXMでのスキャルピングはゼロ口座に限られるの?
と思われそうだが、実際はそうではなく、スタンダード口座、マイクロ口座でスキャルを行っている人もけっこういるのだ。
「口座をあえて複数作りたくない」
「せっかくのボーナスを有効活用したいから」
「デイトレメインだがたまにスキャルピングする」
という人は、スタンダード口座でスキャルピングを行っている。
実際には、XMポイントが早い頻度で貯まるため、XMは周りが考えるほど不利な条件ではない。
XMよりもスキャルピング向きの会社を使いたい
「もっと良い条件の会社を使いたい。」という人もいるだろう。
XMよりスプレッドをもっと狭くしたい、僅かな経費でも抑えたい、ボーナスがもっと充実したところがいい、と考えているのであれば、他の海外FX業者を考えてみよう。
候補としては、下記の2社があげられる。
Axiory
アキシオリーは、cTraderが使えるのが強みだ。
日本ではあまりなじみがないが、海外ではスキャルピングをcTraderでトレードする人も非常に多い。
情報開示にも積極的でメイン口座としての安心感も高い。
TitanFX
タイタンFXはボーナスが全くないので、初心者へのアピール度にかけるがその分スプレッドが狭い。
MT5も使えるので、スキャルピングトレーダーに人気が高い。
2社とも知名度ではXMに劣るものの、スペックでいうとXMをも上回っており、上級者や専業トレーダーの人気が高い。
スキャルピング不向きの海外FX会社もある
XMよりもスキャルピングに向かない、おすすめできない不適な会社もあるのも事実だ。
特にランドFXはスプレッドの狭さに加えて50万円入金ボーナスとスペックも圧倒的だが、少し前までスキャル禁止となっていた。
LANDFX
ランドFXは以前はスキャルピングが禁止されており、最近規約から禁止事項が削除されたが、一応注意しておいた方がいいだろう。
狭いスプレッドに圧倒的な50万円入金ボーナス、MT5も使えて、約定力も高い。
取得の難しい英国FCAライセンスを所持しており、会社としての信頼度も高いので人気は高い。
iForex
XMと並んで老舗と称されるiForexだが、スキャルピングは明確に禁止となっている。
「アイフォ戦士」という名前のように、ハイレバ海外FXの強みを多くに知らしめた会社だが、ツールも独自仕様を使うなど「我が道を行く」感じだ。
Gemforex
ボーナスが充実していてスペックは高く人気もあるが、10ロット以上のトレードは事前連絡が必要な点がDD業者といわれる理由となっている。
スキャルピングは避けた方がいいだろう。
is6FX
is6comから運営母体が変わってis6FXとなってから、評価が急上昇している会社だ。
確かに金融ライセンス取得後は出金遅れもなくなり、約定力も高くなりスペックはよくなったものの、ここもDD業者で大きいロットでの短時間での売買の繰り返しは口座凍結になる恐れがある。
デイトレ、スイングトレードで利用したい。
Dynamic Trade
Dynamic Tradeは秒スキャができない。
「ポジションを持ってから120秒以内の決済が禁止」と書かれている。
例外として、損切りは120秒以内の決済が可能だ。
ダイナミックトレードの約款に目を通しておかないと、利用者本人にスキャルピングの意識がなくても、規約違反を犯してしまい、口座凍結になることも考えられる。
XMスキャルピングのおすすめ通貨ペア
XMでのスキャルピングでは通貨ペア選びが最重要だ。
ドル円(初心者~上級者まで全てのトレーダーにおすすめ)
ボラティリティの小さいドル円は誰にでもおすすめできるが、特に初心者はここからスタートすべきだろう。
値動きが小さい分、リターンが少ない代わりにリスクも抑えられるからだ。
XMのドル円の平均スプレッドは1.6pips(ゼロ口座0.1 )と、低スプレッドなのもトレードしやすい要因となる。
ユーロドル
ユーロドルは世界中で一番取引されている通貨ペアで、スキャルピングトレーダーの取引も一番多い。
市場参加者が多く、スプレッドも狭く、安定した値動きのユーロドルは、XMでのスキャルピングに向いている通貨ペアだ。
ゴールド(中級者以上向け)
ゴールドトレードはボラティリティが大きいことが特徴だ。
値動きが大きい=短期間のスキャルピング取引でも利益が出やすいといえる。
デメリットとして、XMのゴールドのスプレッド平均値は4.5pips(ゼロ口座:2.1pips)で、他社より高めの設定となっている。
ただゴールドは、1日100pips近くの値動きを見せることもあるので、ボラティリティの大きさがスプレッドを超えることができる。
ゴールドは、日本時間の21時~23時に最も動きやすいのでこの時間帯を狙うといいだろう。
おすすめできない通貨ペア
ポンド円
ポンド円は別名「殺人通貨」と呼ばれるほど値動きが非常に激しい通貨で、1日に1円以上の値動きも普通にある。
一見ボラティリティが大きい=短期間で利益が得られるのでスキャルピング向きだと思われがちだが、ポンド円はストップレベルやスプレッドの幅が大きいという事実がある。
XMのポンド円の平均スプレッドは3.6pips(ゼロ口座1.2pips)と高めの設定だ。
またストップレベルも6pipsと他の通貨ペアと比較しても高い設定となっている。
マイナー通貨、エキゾチック通貨といった新興国通貨ペア
個別取引量が少なく値動きが安定していない。
スワップポイント狙いや中長期トレードだと戦略も立てられるが、スプレッドが広い分、短期売買でのスプレッド負けになる危険性があるので、元々スプレッドが狭くなく、タイタンやAxioryより広いスプレッドのXMでのスキャルピングは特に不向きとなる。
XMスキャルピングの手法について
スキャルピングの手法については、数多くのメソッドが知られている。
これは、普段使っているトレード手法をそのまま適用して大丈夫だ。EAも使える。
XMだからといって何かが変わるというものではない。
MT5は特にスキャルピングとの相性も良い。
1,経済指標発表を狙った「指標トレード」
経済指標発表直後のタイミングを狙った「指標トレード」といわれる手法だ。
XMでは指標トレードを禁止していないことから、指標トレードをスキャルピング手法として活用するトレーダーも多い。
注意点としては「損切り注文もセットで、エントリー」を行うこと。
予想と反対方向に動いてしまうケースも当然ある。
そんなときのための損切り注文は必須だ。
IFD注文かIFD-OCO注文を使ってロスカットでリスクマネジメントを行うようにしよう。
2,逆張りボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、統計学でいう「標準偏差」を利用したインジケータで、XMのMT4、MT5のどちらでも使える。
3本の線が表示されており、真ん中の線が移動平均線で、上下線は、標準偏差から価格の変動幅の予測を現したものとなっている。
変動幅の予測は、「σ」単位で設定を行う。
インジケータの設定値が1σ、2σ、3σと大きくなるに伴い、上下の線が移動平均線から大きく乖離していくので、そのタイミングで逆張りをおこなう。
XMスキャルピングの時間足は1分足、5分足、どっちがいい?
XMでのスキャルピングは1分足、5分足のどっちを使えばいいかについては5分足をおすすめする。時間足は1分足だとスプレッド負けしてしまうからだ。
どうしても1分足スキャルピングを行いたいのであれば、TitanFX、Axioryといったスプレッドがより狭く、スキャルを認めている会社が望ましい。
XMのスキャルピングまとめ
XMはNDD業者であることからスキャルピングを禁止しておらず、公式サイトでも正式に認めていることからトレーダー側も出金拒否や口座凍結に怯えることなく、スキャルトレードに専念することができる。
唯一スプレッドの広さが懸案となっていたが、それを解決すべく作られたのがXMゼロ口座。
既にエックスエムの口座を持っていて、他社の口座を新たに作りたくない人は、追加でXMzero口座を開設すればいいだろう。
XMというブランド、入金金額の少なさなどはやはり魅力的だ。
ただし、TitanFX、Axioryなどのようにさらにスプレッドが狭く使いやすい会社は他にもある。
はじめてスキャルピングをチャレンジしてみようという場合には、XMを選択肢のひとつとして
考えてもいいだろう。