ここでは、海外FX業者LANDFX(ランドFX)のスキャルピングについてまとめた。海外FXはスプレッドが広い傾向にあるといわれ、超短期売買=スキャルピングは不向きとされてきたが、LANDFXではどうなのだろうか。
スキャルピングは可能か不可能か?そしてランドFXを使うメリットやデメリットも解説していく。
LandFXはスキャルピングOK、NGではない
LANDFX(ランドFX)はスキャルピングをOKとしている。スキャルそれ自体はNG、禁止ではない。
以前に経済指標発表時のスキャルピングや、EA自動売買システムでの超短時間でのトレードを禁止していたが、現在はその規約はなくなっている。
LANDFXでのスキャルピングはECN口座がおすすめ
LANDFXでスキャルピングを行うのは、ECN口座でのトレードができるのがメリットとしてあげられる。
ECN口座とは、ディーラーやブローカーが介入することなしにインターバンク市場価格で直接取引できる口座のことをいう。
市場との直接取引が可能なので、スプレッドが狭く、約定力が高いといったメリットがある。
LANDFXスキャルピングのメリット1.スプレッドが狭い
ランドFXの中でもECN口座がスキャルピングにおすすめできるが、やはりスプレッドの狭さがあげられる。
トレードするごとに発生するコストのなので、取引回数が多いスキャルピングではこのスプレッドをできるだけ抑えることが利益に直結するのだ。
それに対してSTP口座のスプレッドは、1pipsを超える場合もありスキャルピングには不向きだ。(それでも他社と比較すると十分に狭いスプレッドだが)
ECN口座のスプレッドは USD/JPYで0.2pipsとなるので十分に使えるだろう。
その代わりスプレッドだけでなく、7ドルの取引手数料が1ロットの往復取引ごとに発生する。
両者を比較するとSTP口座のスプレッドよりECN口座のスプレッド+取引手数料のほうがトータルで安いので、ECN口座でのスキャルピングがおすすめできる。
LANDFXスキャルピングのメリット2.約定力が高い
LANDFXは約定力の高さが際立っていることも特徴だ。
これは口座に関わらず約定率が高いので、滑りがなく、ストレスがかかることもない。
中でもECN口座での取引にはブローカーの介入がないので、さらに約定スピードが速くサクサクと自分の決めた価格でのエントリーや決済が可能だ。
小さな利幅を狙うスキャルピングでは約定力の大切さは特に大切で、スイングトレードやデイトレードで影響がなくても、スキャルピングはわずかなずれが利益を変えたり、場合によっては損失を膨らませたりする。
約定力の高さから、LANDFX(ランドFX)のECN口座はスキャルピングにおすすめと言えるだろう。
LANDFXスキャルピングのメリット3.MT5が使える
今までの一番人気はメタトレーダー4で長らくトップシェアを誇っていたが、今は後継のMT5が主流になりつつある。
もちろんランドFXはMT4、MT5の両方使えるので自分に合ったプラットフォームを選択すればいい。
ただ、やはりMT5がスキャルピングには適している。
時間足が多く、サクサク動き、約定しやすい、懸念点だったインジケーターの少なさもユーザーの増加により解消された。
XM、TitanFX、Axioryなどは既にMT5を導入しているが、gemforexはMT5を導入していないのでその点でもLANDFXが有利だ。(AxioryはMT5に加えてctraderも導入している)
LANDFX(ランドFX)でスキャルピングするデメリット
LANDFXのECN口座はスキャルピングに適した口座で長所がたくさんある反面、短所もある。
他の海外FX業者もECN方式の口座があるので、それらと比較してみればデメリットが分かる。
LANDFXスキャルピングのデメリット1.最低入金額が20万円
LANDFX(ランドFX)のECN口座は、最低入金額が20万円となっていて、競合他社と比較するとやや高額だ。
一番人気のXMzero口座で1万円、Tradeviewでは10万円、AXIORY、TitanFXは2万円となっているので、やはり投資金額が少ない人にとっては厳しいだろう。
ある程度の資金を持っている人であれば全く問題ないはずだ。
LANDFXスキャルピングのるデメリット2.レバレッジが低め
海外FXといえば、ハイレバレッジを思い浮かべるが、LANDFXのECN口座は最大レバレッジ倍率が200倍とやや低めの水準となっている。
Tradeviewが200倍、AXIORYが400倍、XM、TitanFXが500倍となっている。
LANDFXの必要証拠金:1×100,000×100÷200⁼50,000
XMの必要証拠金:1×100,000×100÷500⁼20,000
1ドル⁼100円と換算して計算すると、1ロットぶんの取引をする際の必要証拠金は上記のようになる。
ただ200倍といっても、国内FX業者の25倍と比較すると十分にハイレバレッジだ。
LANDFXスキャルピングのデメリット3.取引手数料は普通
LANDFXの取引手数料は往復1ロットあたり7ドルとなっている。
TitanFXは7ドル、AXIORYが6ドル、Tradeviewが5ドルというのがライバル会社の状況なのでランドFXが特別安いわけではない。
まとめ
以前は禁止されていたランドFXのスキャルピングだが、現在は禁止事項からもなくなっており、スキャルを行ってもそれが原因で、口座凍結されたり出金拒否となることはない。
注意すべきはEAを使った超高速での多頻度売買だろう。1秒間に何十回もエントリーと決済を繰り返すようなやり方であれば、サーバーに負担がかかる点から何らかの措置が取られる可能性もあるが、裁量トレードや一般的なEAでの利用であれば全く問題ない。
スプレッドの狭さや約定の良さなどランドFXと多頻度売買は相性がいいので是非正しい使い方で活用するようにしよう。